こういう打ち放しの補修は
赤坂義語先生の出番なんですが
悲しいことに今年9月にお亡くなりになりました
60歳の若さでした
まだまだ教えてほしい事があったのですが
十分すぎるほど教えていただいたとも思っています
赤坂先生の生前教えてくれたことは
そのうちみなさんにお伝えします
技術的な事でなく
哲学的なお話になると思いますが
今年 一番難しい仕事はこれです
型枠だっけの際表面が剥落したことが
補修となりました
またピーコンも消すことになり
自分の技術に不安もありましたが
赤坂の親父にささげるつもりで
始めました
基礎の部分も補修します
基礎部分だけでも
難しいものです
時々息子の赤坂一さんに
助言をいただきながら
自然に見せるとは何かを
常に考えやってみました
上段の剥落再生と
見えるパネルの中の
12個のピーコンを埋め
完成させたものがこれです
親父だったら
まあ いいんじゃないと一言いれて
そこから長い理想論を私に語ったでしょう
聞くのも大変だけど
聞けないのは表しようのない
喪失感だけです
これも同じ条件で直しました
なんでもできると勘違いしてはいけない
でもできないを言ってはいけない
補修屋さんて面白いです
夢があります
出来上がったものを褒められるのが
私の生きがいです
赤坂の親父もそう思って生きてきたんだと思います
あなたの伝えたかったことを
共感していただける誰かに
必ず届けます