校舎から取り外した校章の補修

校章品川補修1.jpg

カラーモルタルでできている感じ

背中がくぼんでいたので

きれいなラインを出すために

赤坂の親父のところまで持って行き

カチオン樹脂モルタルを塗ってもらい

静岡に持ち帰りました

 

校章品川補修2.jpg

この一年赤坂にて修行をしたため

左官仕事もできるようになりました

裏を平らにすることで

きれいなエッジができます

 

 

校章品川補修3.jpg

この校章、校舎の塗り替えの時に

ペンキで塗られてしまっていますが

密着していないためぼろぼろとれています

塗膜の下からカラーモルタルが出てきました

 

校章品川補修4.jpg

葉っぱも

きれいなみずみずしい緑だったようです

最初の依頼はこの上から色を整える

形を整えるというものでしたが

この上から色は塗れないので

任せて欲しいと訴え

予算の中で好きなようにできるようになりました

 

校章品川補修5.jpg

梅の花?も もげています

オーカー色のペンキも割れています

 

校章品川補修6.jpg

こつこつは私の性格にはあまり合っていませんが

強い剥離材を使うと下の色が干渉してしまうので

強制的にこつこつ作業します

 

校章品川補修7.jpg

欠けた部分も作ってみました

 

校章品川補修8.jpg

カメラが故障したため別のカメラにしたら

色補正を勝手にする設定になっていて

ちょっと印象が違いますが

クリアーを掛けた時点で色がしまっています

その色を見て補色して行きます

特に下のラインはパテやらモルタルやらが直接

出ているので大変です

 

校章品川補修9.jpg

無理に新しくせず

ひび割れはそのまま意匠にしました

また葉っぱの線を書き足します

 

校章品川補修10.jpg

完成しました

赤坂の親父に教わった

打ち放しの補修の技法で

やってみました

素地を生かす着色は自然な仕上がりになります

この学校は廃校になったようで

公民館に飾られるようです

胸を張ってできましたが言えそうです