お盆のお休み返上で
打ち放しの補修をやっていました
パネルラインがもんやりしている
Pコン周りがもんやりしている
地が汚く感じるというので
その修正です
銀行なので少し白めに修正します
そう言っても
コンクリートなので
地を生かして
自然に見えるよう心がけます
のっぺりならない
赤坂の着色術です
この壁もコンクリートは
本当にうまく打てていますが
色の修正を言われます
もったいない気もしますが
イメージが大事ですから
角欠けのラインは
自分で補修します
深いものは20番
あさいのは10番で補修します
ちなみに板金に比べたら
それほど精度を気にしなくても
真直ぐ見えます
赤坂の親父から頂いた
鏝とはごいたが活躍します
こんな風に
仕上げてみました
地を殺さない事が大事です
ポストの周りも目地の隙間を揃えて
補修します
目地棒を使うと時間がかかります
完全に乾かないと取れません
目地棒を外す時たいがい欠けます
なので鏝だけで補修します
隠したいものが
濃いので少し厚くなりましたが
完成です
目地もきれいに上がりました
Pコンを消します
以外と痕跡が残ってしまいます
丁寧にやります
これ自然だと思いませんか
ここの着色は私と一緒に
赤坂の手伝いをした
社員が担当しました
私の知らぬ間に腕を上げています
現在も赤坂で修行中です
ちょっと嫉妬してしまいました
外壁もコンクリートは
申し分がないくらいきれいに
打てていますが
若干こぎれいにしてくれと言われました
ほんの少し白く
補色しながら整えました
地を最大限に生かしています
しかし
この建物斬新だと思いませんか
静岡でこれはすごいです
ね
若い設計事務所の先生だったけど
本当によく計算できていて
腰も低く気持ちよく仕事をさせていただきました
ゼネコンの所長もよくできた方で
迷いのない指示で後戻りもなく
のびのびと仕事をさせていただきました
本当にありがとうございました
魅力的な建物に縁があって感謝しています
2014年夏の代表作です