コンクリート打ち放しの外壁です
赤坂の社長(親父)の手伝いをしながら
半年にわたり通った現場です
私のブログが長い間止まったのは
この現場で毎日文字通りこつこつ
作業していたからです
弊社のブログを楽しみにしていただいている
常連さんにはちょっと嗜好が合わないかもしれませんが
これも立派な補修なので見てください
遠くに座っているのが親父です
赤坂左官のボスです
上の写真を見てこれで完成かと
思う同業者の方たくさんいらしゃっると想像します
汚いというか作為がないというか
これは望まれて表現した結果です
ジャンカと大きなピンホールだけ処理し
べたべた触るなというお題でした
そうは言っても見苦しいものは
ボスの物差しに従い処理しています
部分補修のジャンルの作業です
これはコンクリートの地が出ていて
きれいだと思います
きれいなコンクリートが打てていて
下地がしっかり整形されれば
このぐらいの仕上げは
簡単にできます
多少のセンスは必要とされますが
どうやってやったかは親父はオープンに
して良いといいますが私の口からは言えません
設計図に打ち放し補修は赤坂左官
または赤坂工法と書かれる場合があります
私は親父にそうは言ってもいつも同じやり方ではないよね
と問うことがあります
親父は平気な顔をして
設計事務所の先生のイメージ
お客様の要望を実現させるために
ベストな組み合わせ方法を考え
表現するのが赤坂工法だと答えます
これは50年前の打ち放し
悪いところはセメントにのりを混ぜて
刷毛で引いています
こんな年の取り方すてきだと思います
将来このようになるよう
計画された打ち放しです
表面保護剤は浸透性のガラスです
なので私たちの補修は補修後に
浸透性の液体がしみることに意義があります
赤坂の親父はそこも計算し
コンクリートの乾燥による色変化も計算し
コートが入ることによる色変化も計算し
このような表現をするわけです
たいした男だと心から思います
ようするに赤坂がやるから赤坂工法なんです
15年つき合わせていただき
その都度大事なノウハウを教えていただき
ここまでやってきました
でもまだ遠い道のりに感じます