このような打ち放しの補修は
たいがい全部色付クリアーを塗って
しかも全体に そのうえ柄の表現となります
部分で直すのは難しいことです
もちろん私にはできません
大体補修材をこてでこんなにきれいに
塗れません
今回は赤坂の親父さんと2人で
やってみました
柱の気になる部分も補修材を塗って
私が乾かし ペーパーを当てて
後は親父さんが柄を表現して
私がやりすぎじゃないとか口挟んで
親父がそうじゃないと怒り
監督が遠くで笑っている
そんな現場です
この方が赤坂左官の親父です
赤坂 義語といいます
いつも良い顔して笑います
真剣な顔もできます
コンクリート打ち放しの補修を
牽引してきた一人であることはまちがいないです
補修業界には伝説の人が何人かいらっしゃいます
お店をやっていると聞こえてくるのです
私は間違いなくこの親父もその一人だと思います
荒々しいコンクリートを
行儀よくしては味が無くなります
自然な仕上がりです
また自然に仕上げることを
求められています
親父はここまで仕上げても
これでよしとは言いません
監督さん、設計事務所の先生
ゼネコンの検査員
みんなにほめられても
下手でごめんねと言って帰ります
その一言が身にしみます
こんなに立体的なパターンを
目の前でつけてくれて
意識して私に勉強させてくれて
感謝します
いつかできるようになりたい
そんな技術です