カーテンウォールのマリオン(支柱)に
業界で言うだめ穴、もしくは 馬鹿穴があいています
そんな呼び方穴に気の毒ですが
いらないから仕方がないか
直径20ミリの穴は裏板を当てます
私は金属ステーをクイックメンダーで止めました
黄色いテープは引っ張るためのものです
裏板を当てたらエポキシパテで蓋をします
次にポリパテで仕上げるので面のレベルより
気持ち低くしておきます
小さな穴は面取りカッターですり鉢状の
穴に加工してパテを受けやすくします
パテをくれる前に足付けをしっかり入れます
パテ処理後
プラサフを入れて
手触りを整え
脱脂をして
養生もしっかりして
吹き付けます
この部材はマットシルバーですが
一度でも自分で調色したことがあれば
恐怖を感じる程難しい色だと思います
上1/3位を塗ってぼかしています
マットシルバーは白くしたくて
そこに気をとられるとグレーになってしまいます
主役はあくまでもメタリックなんだということを
思い知らされる色なんです
私はこの色を原色で4色使って表現しました
その中にホワイト系のパールがチョイスされています
全部で80本 1280個の穴を埋めてきました