私達が唯一クリーニングを手掛ける
建築屋さんの個人住宅
比較的規模の大きい建物しか
お付き合いがないのですが
ここだけは心を清めるために
お仕事に行きます
ここでは磨き屋さんと呼ばれています
押入れは杉の香りがします
最近見なくなりました
壁もほとんどクロスがありません
トイレはさすがに洋式ですが
手すりも兼ねるカウンターは
かっこいいです
シート張りの建具ばかり見ていると
こんな建具がすごく価値のあるものに見えます
まだぎりぎり こんなことができる
建具屋さんが活躍する仕事があるのです
職人さんの平均年齢は70を超えるそうです
職人とはなんだろうと考える
哲学の道場なんです
みなさんプライドを持って
仕事をしています
普段の職場がこうであったら幸せです
傷の補修はほとんどありません
年に1箇所あるかないかです
こういう建物は補修をしてはいけません
大工さんのつけた傷は受け入れてもらう
それでいいんだと思います